学び場だった。

創作和食料理の店「櫻壽」のエントランス。

入り口から客席まで2メートルちょっとのこのスペースを「なんかしろ(ディスプレイしてみろ)」と。

同じグループ店の生け込みをさせていただいているとはいえ、勝手が違います。

横長の細長いスペース。

3ヶ月ごとの入れ替え。そして予算。

可愛くするのは簡単だ。でもそれは絶対ダメ。(なった時もある、なあ。)

はぁ。

乾いたぞうきんを絞って出るのが知恵なのか。

なんとかかんとかお題をクリアするような気持ちでやらせてもらっていた。

気が重く、苦痛だったなあ。

自信もなかったし、評価も気になってた。

でもバカだなあ。こんな場をもらって予算なんか考えるなよ!(考えるわ!)、と思う自分が今いるなあ。

今更ながら「場」をいただけたことに感謝しています。

素材や色、デザインに予算、利益。ぜんぶ私の血肉となってると思います。

コロナ禍で閉店を決断された「櫻壽」さん。

本当にありがとうございました。

また必ず天文館へ戻ってこられると信じています。

私も地道にチカラをつけていたい。

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